社労士と契約したものの「なんだかうまくいかないな~」と不満を持ってしまう経営者の方も少なくないでしょう。
もちろん依頼した以上の仕事をこなし、助成金を積極的に申請するなど、会社の成長に協力的な社労士もいる一方で、不満を感じてしまうような社労士もいます。
今回は意外と多い社労士への不満ベスト5を紹介します。
多くの人達がこんな不満を社労士に持っていることもありますので、依頼する前の参考にしてみてくださいね。
目次
社労士への不満ベスト5!
不満1. 事務的な作業しかしてくれない!
社労士の仕事はとにかく幅が広く、社会保険・労働保険・給与計算(賞与)・助成金の請求・労働管理など、幅広い仕事をこなします。
退職する人がいれば、退職金の計算や準備もしなくてはいけませんし、すべてがミスの許されない重要な仕事です。
社労士になるために、難しい試験を受け、国家試験に合格しなくてはいけませんが、カバーしなくてはいけない範囲が広い分、社労士にとって得意・不得意が出てしまいます。
そのため、なかには事務的な処理しか仕事ができない社労士もいます。
本来であれば、社労士は経営者と一丸となってアドバイスをしたり、ときには意見を述べながらも会社が成長していくために尽力を尽くさなくてはいけません。
事務的な仕事だけでも、「最低限の仕事をしている」ことにはなりますが、会社としてはもっと積極的に意見を述べて欲しい!動いて欲しい!と思っている経営者の人も多く、事務的な作業しかしない社労士に対して不満を持ってしまいます。
社労士事務所全体の方針の場合もあれば、不得意の範囲の仕事になり、アドバイスが難しいケースもあります。
事務的な作業しかしてくれないことを相談した上で、それが事務所や法人の考え方であれば、依頼する社労士から、見直したほうがいいかもしれません。
不満2. 助成金の知識が乏しく、頼りにならない!
社労士に業務を依頼するときに、労務や給与計算はもちろん、助成金を積極的に提案して進めてくれる、社労士を希望する人も多いと思います。
社労士事務所にとっても、通常の業務をこなすこと、プラスアルファで、助成金の申請を進めたほうが、より儲かるので、実力と経験さえあれば、助成金の申請を進めるはずです。
(適用条件や、スムーズな取引ができるなど、条件を満たした会社と取引していることに限定しますが)
助成金は年々変わっていきますので、常に最新情報を知っていないと意味がありません。
助成金の情報を知っていて、申請が通る為にも書類の準備をしたり、手続きをするなどの作業をお願いできる社労士を選ぶようにしましょう。
なかには助成金について、ほとんど知識がなく、情報は集めてくるもののあとは経営者任せにしてしまう社労士もいます。
助成金は経験が、【どの程度あるのか?】によっても全く変わりますので、知識が乏しいと頼りにならず本末転倒になってしまいます。
会社にとっても、運営する為の必要な資金になったり、社員の研修や旅行などにいかせて満足度にも繋がります。
受け取ったら返済不要のお金になりますし、申請しないと受け取れないので社労士の腕が関係してしまいます。
助成金は会社の貴重な財源!
助成金に詳しい社労士と付き合わなければ損!
不満3. 社労士の料金が高くコスパが悪い!
以前は社労士の報酬は法律で一定額が決められていましたが、現在は社労士自ら料金を決めることができるようになり、バラバラの料金形態になっています。
そのため、依頼している社労士によって、全く同じ業務内容を頼んでいても料金が変わってしまいます。
社労士は一時的に依頼するものではなく、長期的に月額料金を支払っていくことになりますので、負担になってしまうような料金の社労士では続きません。
もちろん料金に見合った仕事をしてくれているのであれば、問題ないのですが、毎月の料金と仕事内容が見合っておらず、コスパが悪いのはいいことではありません。
また、【事務作業中心の社労士なのか】【コンサルティングまで担っている社労士なのか】によっても料金は異なり、後者のほうが高くなります。
複数の社労士に見積もりを依頼してみて、比較するといいでしょう。安い社労士だからいいとは限りません。
安い料金にできるということは、大量の顧問先を抱えていて、サービスの質が悪いことも考えられます。
こなす数の多い社労士事務所は、なにかトラブルがおきたときに、アドバイスが受けられなかったり、対応が遅いなどの不満も出てきてしまいます。
社労士の料金は安すぎず、高すぎないコスパの良さを選びましょう!
自分の希望に合ったコスパに見合う社労士と付き合う必要がある!
不満4. 高圧的で社労士との相性が悪い
社労士にもさまざまなタイプの人がいますので、なかには「何でも命令口調で高圧的」、
一緒に仕事をしていても、気分が悪いと不満を持つ経営者の方もいます。
社労士は会社の立場になり、アドバイスをしなくてはいけない立場になるのですが、それが上から目線になったり、不快な気持ちになってしまうようなタイプの社労士だと、トラブルが尽きません。
経営者にとってもお願いしたいことがあっても、自分の気持ちを伝えるのが嫌になってしまいます。
できる方は毎月1回、出来なくても、数ヶ月に1回は必ず、社労士と相談できる場を持ち、お互いの意見を交換し合う場所が必要です。
きちんと意見を交わし合う場を持つことが大切!
社労士との相性があまりにも悪いと感じるときは、一緒に会社を良くするのは難しいので、社労士自体を見直してみてもいいと思います。
社労士の性格は不満を持ちやすいもので、穏やかで丁寧な社労士のほうが、好かれやすく人気があります。
不満5. 仕事が適当でミスが多い!
社労士に任せる仕事は絶対にミスが許されないような業務ばかりです。
その反面手間がかかるので、社内の人間で回すのが難しく、社労士に依頼する人も多いのです。
それなのに、仕事に対して適当でミスが多いと、経営者にとっても信用できないのはもちろんのこと、従業員にとっても不安を感じてしまいます。
信頼できる社労士がいれば、従業員になにかトラブルがおきたときでも気軽に相談でき、安心に繋がるのですが、ミスが多いのは論外です。
特に給与計算を担当する社労士でミスをするような人には業務を任せることはできません。
丁寧で慎重に作業をしてくれる社労士のほうが長期的に見ても長く付き合えると思います。
社労士に不満を持っている場合、切り替えはできる?
社労士に業務をお願いしているものの、サービス自体に不満を持っているのであれば別の社労士に切り替えるのは決しておかしな話ではありません。
【サービスに満足できない】と社労士を変えたいと相談する人も多く、不満を我慢したまま付き合う必要はありません。
社労士とは契約期間内であっても途中解約が可能です。
おそらく社労士と交わした顧問契約書には、3ヶ月前に解約を告げてくださいね。
という記載がありますので、確認が必要になります。
不満があってもそれを本音として伝えなくてはいけないわけではなく「知り合いが社労士になったので契約を終了したい」など当たり障りのない理由を伝えるようにすると、それ以上聞かれることはありません。
もちろん引き継ぎの期間もあるので、その場ですぐに切り替えられないこともあります。
きちんと時間に余裕を見て、解約したい旨を伝えます。
不満を伝えてもいいですが、社労士の世界は広いようで狭いので、あまりおすすめしません。
社労士に対して不満を持っている経営者は多いものです。
あえて口にしないだけで、他の社労士を探して契約を終了しています。
不満に思った内容にもよりますが、社労士によっても得意・不得意がありますし満足できるサービスかどうかは実際に契約したり話を聞いてみないとわかりません。
大きい社労士法人などは、担当を変えてもらうだけでもできるかもしれませんし、不満を溜め込んだままの付き合いにならないようにしましょう。
投稿者プロフィール
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「社労士探しのトライ」運営者の山崎です。
全国で社労士紹介のコーディネーターをしています。
社労士さんについて知らない社長さまも多く、考え方のギャップを 埋めたい!と思い立ちこのブログサイトを立ち上げました。社労士の変更、新しく社労士をつけたい方はぜひご相談ください!
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