飲食店にも社労士の存在は必要です。
というのも、そもそも飲食店は、スタッフの入れ替わりが多く、勤務形態が複雑になってしまいがちだからです。
残業未払い問題、人間関係、退職。
こんな問題を抱えることも多く、頭を悩ませるオーナーさんも多いのではないでしょうか。
でも労務の問題を解決するために「社労士」を雇いたいと思っても、何を基準に選んだらいいのか? また飲食店に強い社労士選びに苦戦することも。。
飲食店に強い社労士の5つの特徴について、わかりやすく解説していきたいと思います。
目次
飲食店に強い社労士の5つの特徴とは?
飲食店の問題を解決するべく、強い社労士さんの特徴から説明していきます。
①飲食店ならではの労務問題を熟知している社労士
飲食店において美味しい料理を提供するのはもちろん、働いているスタッフの質や管理にも目を配らなくてはいけません。
接客するスタッフの態度が悪ければお店の評判も落ちてしまい、新規はもちろんリピーターも増えていきません。
飲食店の労務管理ではスタッフのやる気を促すことが、お店の売上に繋がると考えられています。
もともと飲食店は新規スタッフを募集してもなかなか決まらず、離職率の高い仕事です。
スタッフが退職する理由には、以下があります。
労働時間が長い
給料が安い
残業代が支払われない
これら労働条件に対して納得できないことがあるためです。
スタッフの入れ替わりが多い状況では、いつまで経っても経営の目処が立たなくなってしまいます。
スタッフの辞めない働きやすい職場環境を作るためにも、まずは優秀なスタッフが働きたいと思える職場にする必要があります。
こういう、飲食店ならではの事情を把握していて、複雑な労務に関するアドバイスをしっかりとしてくれる社労士さんを、選ぶ必要があります。
今まで労務関係の問題をどのぐらい解決しているのか、実績の有無なども含め検討するのをおすすめします。
②外国人労働者を熟知している社労士
飲食店では、日本人のスタッフが集まらない問題もあり、外国人を積極的に採用するお店も増えています。
外国人を雇うときには、いくつか注意しなくてはいけない点があります。
「そもそも日本で働くためのビザを持っているのか?」これも事前に確認しておかなくてはいけません。
全員ではありませんが、なかには不法滞在や旅行ビザで日本に入国しているのに、違法と知っていて働かせてしまうお店もあります。
これは「犯罪行為」になりますので、あとから知らなかったといって済む問題ではないのです。
外国人を採用するうえで確認しておきたい「外国人登録証」や「パスポート」など、偽造されているものではないか、確認できる社労士さんを雇うのをおすすめします。
また外国人のなかには、国に帰ると行って連絡が取れなくなってしまう、人間関係のトラブルなどもあります。
日本で働きに来ているとはいっても、日本人とは違った対応が必要になります。
外国人労働者について熟知していて、なにか問題が起きたときにも相談できる、社労士を選ぶようにしてくださいね。
③飲食店の福利厚生に詳しい社労士を探すこと
スタッフに長く働いてもらうためにも、飲食店の福利厚生面について詳しい社労士さんを選ぶのをおすすめします。
例えば飲食店に限った話でなく、雇用保険への加入は週20時間以上で必須になります。
また、正社員の4分の3以上の時間勤務している場合は、健康保険や厚生年金などに加入する必要があり、きちんと管理できていないと最大2年前までさかのぼって保険料を納付しなくてはいけなくなります。
雇用形態による違いもありますし、年末の源泉徴収、スタッフになにかあったときの雇用保険の請求など… 考えただけでもたくさんの手続きが必要になります。
またパートやアルバイトでも6ヶ月以上の勤務があると「年次有給休暇」を与えなくてはならず、週30時間以上、週5日以上で正社員と同じ扱いになります。
また女性のスタッフの場合、妊娠・出産などのお休みに関しての手続きもあります。飲食店は人の出入りが激しいからこそ、管理するのが大変です。
年の途中から入ってきたスタッフの管理も含め、考えなくてはいけないこともたくさんあります。
飲食店の福利厚生について、的確なアドバイスをくれるような社労士さんを選ぶようにしてくださいね。
④飲食店の売上UPや事業展開に詳しい社労士
飲食店のオーナーさんのなかには、もっと売上をあげたい!将来的にはチェーン展開まで視野を入れている人もいるのではないでしょうか。
また徐々に顧客も増えてきたので、2店舗目を出したいと考えているものの、何からはじめていいのかわからない…。
こういった事業の活性化について詳しい社労士を選ぶのをおすすめします。
・もっとやる気のある人材採用
・事業展開の資金として助成金
・社会保険料の適正化支援サービス
こんな活用をする選択肢もあります。
そのための助成金や給付金などの相談に乗ってくれる、アドバイスや手続きの代行をお願いできると、幅広くお手伝いしてくれるので助かりますね。
売上UPのためにはどうしたらいいのか?
準備など今まで飲食店の事業展開に携わってきた社労士さんだと心強いのではないでしょうか。
⑤あらゆる飲食店回りの仕事を任せられる社労士
飲食店では、やらなくてはいけないこと、考えなくてはいけないこともたくさんあります。
飲食店の労務や売上、接客サービスの向上、お店の活性化など、なんでも相談できてトータルで対応してくれるような、社労士さんを選ぶようにしましょう。
基本的にすべての業務を任せられる社労士さんがいれば、なにか困ったことがあったときに気軽に相談できます。
お店のオーナーになるとお店の売上も考えていかなくてはいけない、スタッフ教育、福利厚生、採用などもありますし、メニュー展開などやることだらけです。
でもスタッフに安心して働いてもらうための準備をする意味でも、トータルで相談できる社労士さんは助かります。
【まとめ】飲食店の経営をしっかり支えてくれる社労士は大切
飲食店にとって、現場を熟知していること、親身になってくれて的確なアドバイスをくれる社労士の存在は、同士のようなものです。
お店を大きくしたい!売上を上げたいなどの相談も手続きもお願いできます。
また人の離職や入れ替わりも多い世界だからこそ、トラブルを未然に防ぐ方法はもちろん、起きてしまったときの対処法なども、気軽に相談できる社労士だと、安心してお店の業務に集中できるはずです。
ぜひ社労士選びに困っている方は社労士探しのトライへご相談ください。
投稿者プロフィール
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「社労士探しのトライ」運営者の山崎です。
全国で社労士紹介のコーディネーターをしています。
社労士さんについて知らない社長さまも多く、考え方のギャップを 埋めたい!と思い立ちこのブログサイトを立ち上げました。社労士の変更、新しく社労士をつけたい方はぜひご相談ください!
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